2012年5月1日火曜日

同人誌の意味


結社誌は、主宰の選が受けられるので、俳句の発表の場としては、多くを学べる場所だと思います。ただ、紙数に限りがあるので、自分が書きたい文章を掲載してくれる機会は、ほぼありません。編集の方針で、内容が固定化していることもその一因です。
 私がこのたび、季刊の同人誌として「晶」を立ち上げることにしたのは、執筆の枠をふやして、多角的に草田男研究をしていかなければならないと思うからです。それだけ、草田男先生へのアプローチは一面的ではありません。また、俳句を離れて、広い視点から、自然と人との関わりを書いてくださることも期待しています。さらに、草田男先生が目指した、自己に忠実な、生きた証としての俳句を作句信条に、句会の指導も出来る限りしていくことで、作品発表の自選力をつけていってほしいと願っています。
「晶」に参加される方はすべて、同人とし、平等の立場で自由に研鑽してほしいと思います。「晶」のほかにも俳誌に所属されていても、何らさしつかえありません。

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